2010年8月21日土曜日

遺伝子の構造と人間の性質における考察

「遺伝子」とは、遺伝情報の最小単位と捉えられている。
一人の人間の性質は、この「遺伝子」による情報によって構成されていると言えるだろう。
このことで重要な役割を担っているのが「DNA」だ。
「DNA」は何故二重らせん構造になっているのか、考えたことがあるだろうか。
遺伝という原始レベルに置き換えると、意外とシンプルな答えに到達する。
つまり、父と母の遺伝を受け継いだ子という形態が、まさにその二重らせん構造を物語っているのだ。
「DNA」の図形を辞典などで見たことがあるだろう。
あの二本のレールのような線は、二つの性質が結合すると、一つに混ざるのではなく、二つの性質を同時に持つということなのだ。
その連鎖が「DNA」であり、それを一つの大きな形にしたものが「染色体」なのである。
「染色体」には、X状のものとY状のものがある。
ヒトの性染色体では、女性はXが2つ、男性はXとYが一つずつの組み合わせになっている。
このことで解ることが一つある。
X染色体は、女性にも男性にも含まれていることから、原始レベルにおける基礎とも言うべき性質を持っていると思われる。
つまり、ヒトの元祖は女性の性質を持っていたことになる。
「アダムとイブ」の話と食い違うが、実際には女性から男性が生まれてきていると考えた方が理に適っている。
大まかに言えば、男性の性を決定付けるY染色体は、基礎となるX染色体の性質から生殖機能を取り除いた性質を持つということになるのだろう。

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